トヨタが米ウーバーに550億円出資。2021年に向け連携強化を図る目的は?

米・ライドシェア大手のウーバー・テクノロジーズに約550億円を出資すると発表したトヨタ自動車。

両社は双方の自動運転技術を融合させた車両を製作、2021年にウーバーのライドシェアサービスに導入する計画のようです。

ロイターによると、トヨタのミニバン「シエナ」をコネクテッドカー化し、初代ライドシェアサービス車両として米国で数百台導入する考えのようで、その後、数万台規模の自動運転車両展開を視野に入れている模様。

トヨタとウーバーは協業を通じ、量産型自動運転車両の運営や第3者を含めた運営会社についても検討しているようで、将来的には他のライドシェアサービス会社等に自動運転車を外販する可能性もあるそうです。

両社は今後、協業拡大によりライバルに攻勢をかけるべく連携を強化、Google系のウェイモ等に対抗する考えのようです。

Avanti Yasunori・画像:TOYOTA)

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Avanti Yasunori

大手自動車会社で人生長きに渡って自動車開発に携わった後、2011年5月から「clicccar」で新車に関する話題や速報を中心に執筆をスタート、現在に至る。幼少の頃から根っからの車好きで、免許取得後10台以上の車を乗り継ぐが、中でもソレックスキャブ搭載のヤマハ製2T‐Gエンジンを積むTA22型「セリカ 1600GTV」は、色々と手を入れていたこともあり、思い出深い一台となっている。
趣味は楽器演奏で、エレキギターやアンプ、エフェクター等の収集癖を持つ。
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