「車中泊OK」な道の駅・阿寒丹頂の里ってどんなところ?(北海道)【車中泊女子の全国縦断記】

近年、道の駅などにおける車中泊のマナーが問われることが多くなり、『車中泊禁止』の看板を掲げる道の駅もでてきていますが、その逆に車中泊を容認してくれている道の駅もあります。

それが、今回ご紹介する道の駅【阿寒丹頂の里】です。

道の駅【阿寒丹頂の里】
住所:北海道釧路市阿寒町上阿寒23-36-1
電話:0154-37-2221
駐車場:普通車 238台、大型車 15台、身障者用 4台

2016年11月に『クレインズテラス』としてリニューアルオープン。物産館、軽食コーナーがあり、フリーWi-Fiも設置されています。

インフォメーションのコンシェルジュさんがとても親切で、お客様とのコミュニケーションを大切にしていることが随所に伺えます。車中泊を容認するにあたって、利用者とコミュニケーションをとるということが大切なのですね。

公式に車中泊を容認しているのスペースはパネルで掲示されています。ちょっとトイレからは遠いものの、心置きなく車中泊できるとあって利用者が増えています。

もちろん車外で調理したり椅子やテーブルを出す行為は禁止ですが、ゴミは併設の宿泊施設【赤いベレー】にて有料で引き取るサービスも行っています。これはありがたいですね。

【赤いベレー】では日帰り入浴も受け付けており、朝風呂も営業しています(月・金以外の6:30〜7:30まで)。レストランの利用も可能で、前日までに予約をすれば朝食も利用できるとあって(7〜9時まで)、車中泊者に人気だそうです。

1泊2食(1室2名)お一人5,860円〜という宿泊料金の安さも魅力で、慣れない車中泊旅に疲れて「たまには宿泊したい」という方もよく泊まられるのだとか。

道の駅の軽食コーナーや【赤いベレー】レストランでは『地産地消』をモットーに、釧路市の食材を中心としたメニューを揃えています。

併設の【阿寒マルシェ】でも昆布やスケソウタラなど海の幸から、阿寒ポーク・阿寒モルト牛・阿寒もみじ(鹿肉)などを販売。やっぱり旅の醍醐味のひとつとして、ご当地グルメは外せません。

お土産として大ヒットしているのが『たんちょうボーロ』(1袋260円)。しかも、道の駅【阿寒丹頂の里】でしか買えないのです。懐かしくて優しい味の手づくりボーロに、ひとつひとつタンチョウが描かれていて、とっても可愛い!

手づくり+手描きなので大量生産ができず、品切れになる場合もあります。なお約200個に1個の割合で、カッパが入っているとのこと。もし見つけられたらラッキー!

近隣には【阿寒国際ツルセンター・グルス】、【釧路湿原美術館】、【炭礦と鉄道館】、キャンプ場、バンガロー、パークゴルフ、アスレチック遊具、レクリエーション農園(レンタル農園)などがあり、幅広い層に人気の道の駅となっています。

【阿寒国際ツルセンター・グルス】は、動物園的な展示というよりもタンチョウの生態や行動などの研究がメインで、それを元にタンチョウの保護に役立てている施設です。ビオトープ(生物群集の生息空間)を散策するのも気持ちがいいですよ。

隣接のキャンプ場などは、利用者でなくても自由に出入りできます。遊具もあるので、お散歩がてら遊びに立ち寄る親子連れも多いです。

道の駅【阿寒丹頂の里】において、2018年9月17日(10:00〜14:30)【第16回 丹頂の里まつり】が開催されます。名物の阿寒ポークステーキ、モルト牛ステーキをはじめ蒸し牡蠣やツブ焼き、花咲蟹の特売などなど釧路のご当地グルメが目白押し!

またカニ鉄砲汁の無料ふるまい(先着200名)や、北海道釧路牛乳の無料試飲もあり、まさに大盤振る舞いです。臨時駐車場も用意してあるそうですが、早めのお越しがオススメです。

(松本しう周己)

【関連リンク】

道の駅 阿寒丹頂の里
https://www.akan.jp/

この記事の著者

松本しう周己 近影

松本しう周己

高校は美術科を卒業し、印刷会社のデザイン部に就職するも2年足らずで退職してフリーターに。主にコンサート・イベント関係で全国を駆け回る。その後、なぜかウェブデザインの道へ。仕事としては車との接点はまったくないが旅行好きでドライブ好き、20年前から道の駅などで車中泊していた。
「ネットを通して仕事ができれば、どこにいても構わないのでは」と、2005年、ついにキャンピングカーを自宅兼仕事場としてしまった。根は機械オンチなため、日進月歩の日々。
続きを見る
閉じる