【新車】レクサスLSが一部改良。ダンパーに伸圧独立オリフィスを採用のほか、安全性を向上

2017年10月に登場した新型レクサスLS。登場から1年を待たずに一部改良を受けました。

今回の一部改良では、AWD車のショックアブソーバーに伸圧独立オリフィスを採用することで、減衰力可変幅の拡大や摩擦低減など乗り心地が向上したとしています。伸圧独立オリフィスとは、ダンパーの伸び、縮みでそれぞれに適したオイル流路(オリフィス)を設定するバルブ機構です。

また、マルチステージハイブリッドシステムのエンジンサウンドや変速制御のチューニング、制振材の追加などにより静粛性も向上。

安全面では、進化した予防安全パッケージ「Lexus Safety System +」を標準仕様にも採用されています。これまでのLexus Safety System +に採用していた「単眼カメラ+ミリ波レーダー」の構成はそのままに、各機能を進化させ、事故の防止や交通事故死傷者のさらなる低減と、ドライバーの負担軽減を目指したもの。

具体的には、単眼カメラとミリ波レーダーの性能向上により、昼間の自転車運転者や夜間の歩行者も検知可能になっています。さらに、自動車専用道路などにおいてレーダークルーズコントロール使用時に、同一車線内中央を走行できるよう操舵を支援する「レーダークルーズコントロール」と「レーントレーシングアシスト(LTA)」を採用。

ほかにも、カメラで主要な道路標識を読み取り、メーターとヘッドアップディスプレイ内に表示する「ロードサインアシスト(RSA)」、先行車の発進をメーターとヘッドアップディスプレイ内での表示とブザーで知らせる「先行車発進告知機能(TMN)」が用意されています。

3.5L V6ツインターボを搭載する「LS500」の価格帯は、9,814,000円〜15,405,000円。3.5L V6エンジンと「Multi Stage Hybrid Transmission」を組み合わせる「LS500h」の価格帯は、11,214,000円〜16,805,000円です。

(塚田勝弘)

この記事の著者

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塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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