ホンダ・NSXが初のマイナーチェンジを予告。アメリカで発表された進化内容とは?

2016年に発表されたホンダのスポーツフラッグシップである「NSX」が、2年を経て初のマイナーチェンジを発表しました。

日本ではティザーサイトをオープン。新色のオレンジ色をまとった新生NSXの姿と、佐藤琢磨選手によるサーキットインプレッション動画を公開しています。発売は2018年秋とされています。

一方、NSXの生産国でもあるアメリカでは、2019年モデルとして詳細な情報が公開されました。

基本的なメカニズムには変更がなく、V6ツインターボと3つのモーターを組み合わせたパワートレインやエクステリアについても変更はないようですが、外観ではフロントのシルバー加飾がブラックとなるなど、ディテールを変えているようです。また、新色のオレンジについては、アメリカではサーマルオレンジパールとしてオプション設定されると発表されています。

注目はハンドリング系のパフォーマンスアップ。標準装備のタイヤ銘柄を「ContiSportContact 5P」から「Continental SportContact 6」に変えたこと、それに合わせて前後スタビライザーを太くするなどシャシーをセッティングしたことで、ドライバーの意思を反映しやすいマシンに仕上げたと記されています。

さらに、具体的なパフォーマンスアップの例として、鈴鹿サーキットのラップタイムが2秒も縮まったと発表されています。

(山本晋也)

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山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
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