【日産ニューモビリティコンセプト試乗】前後2人乗りの超小型モビリティ。意外に広く、定格8kWの出力も余裕あり

千葉県の東京ドイツ村で開催されたプレス向けのイベント『日産オールラインナップ試乗会』では、現行市販車の試乗のほかに今回紹介するニューモビリティコンセプトのようなレア車に乗ることもできました。

これは軽自動車よりもさらに簡便な乗り物として、新ジャンルを想定して製作されたモデル。国土交通省の道路運送車両法に基づく基準緩和を活用した「超小型モビリティ」認定制度下で走行しているEV車両となります。

乗車定員は2名。ただし左右に並んで座るスマートのような形式ではなく、バイクのように前後に並んで座るタンデム式となっています。

車両の正面にはウィンドウとワイパーが備わっていますが、左右上部には窓がありません。乗り込む際には小さなガルウィングドアを上方にはね上げて乗り込みます。

ちなみに外側にドアノブはありません。ドアを開ける際には内側に手を回してドアノブを操作します。前後シート間は広くありませんが、後席の人はフロントシートを挟むように足を左右に投げ出しますので窮屈さはありません。

フロントシートも意外なほど空間的余裕があります。外から受ける印象とは違って広々感がありました。

運転の方法は非常に簡単。ステアリングの左にあるセレクタースイッチでドライブとニュートラル、そしてリバースを使い分けます。加減速は一般的なクルマと同じアクセルとブレーキで行います。

この記事の著者

ウナ丼 近影

ウナ丼

動画取材&編集、ライターをしています。車歴はシティ・ターボIIに始まり初代パンダ、ビートやキャトルに2CVなど。全部すげえ中古で大変な目に遭いました。現在はBMWの1シリーズ(F20)。
知人からは無難と言われますが当人は「乗って楽しいのに壊れないなんて!」と感嘆の日々。『STRUT/エンスーCARガイド』という名前の書籍出版社代表もしています。最近の刊行はサンバーやジムニー、S660関連など。
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