BMW・8シリーズに4ドア版「グランクーペ」が追加。トップモデルは600馬力の「M8グランクーペ」か?

BMWは3月のジュネーブモーターショーで「8シリーズ グランクーペ コンセプト」を公開しましたが、その市販型プロトタイプを初めてカメラが捉えました。

「8シリーズ」の4ドア版が「グランクーペ」ですが、「4シリーズ」「6シリーズ」に続く第三の「グランクーペ」モデルとなります。今回は2つの開発車両のスクープに成功しました。輸送中のプロトタイプがベースモデルですが、黒いホイールのプロトタイプは頂点に君臨する『M8 グランクーペ』の可能性があります。

ベースモデルのパワートレインは4.4リットルV型8気筒ツインターボエンジンを搭載、最高出力は530psを発揮します。一方最強「M」モデルの最高出力は600ps以上に高められると予想されます。また「M5」と共有する4WDシステム「M xDrive」の搭載も確実視されています。

シャシーには「7シリーズ」から流用される「CLAR」プラットフォームを採用、「CFRP」(カーボンファイバー強化プラスチック)を多用し、軽量&剛性に特価しています。捉えた「M」開発車両は、コンセプトモデル同様のアグレッシブなフロントエアインレット、サイドシル、リアバンパーにはエアアウトレットを備えていますが、エキゾーストパイプはスクエアタイプに変更されています。

グランクーペのライバルは、アウディ「A7」、メルセデス「CLS」ですが、「M8 グランクーペ」はアウディ「RS7」やメルセデス「AMG GT 4ドアクーペ」ら高性能モデルと市場で争うことになります。

BMWは先日、2019年内に2ドアのオープンモデルの8シリーズカブリオレと、この「グランクーペ」をリリースすることを発表しています。

(APOLLO)

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アポロニュースサービス代表取締役。1965年東京生まれ・世田谷区在住。通信社を経て1996年に独立、レンタルポジ&ニュース配信会社アポロニュースサービスを設立した後、2016年にはカーメディア「Spyder7」編集長に兼任、多数のメディアへ新車スパイショット配信も手掛けております。
通信社入社と同時に新車スクープに関わり、これまで35年間、新型モデル開発を追い続け、現在は新車スクープ原稿を年間800本以上執筆、日本で一番新車スクープ記事を書く男としてギネス申請中!?
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