モリゾウがWRCの表彰台に。TOYOTA GAZOO Racingがラリーフィンランド連覇【WRC2018】

WRC(世界ラリー選手権)ラリーフィンランド。TOYOTA GAZOO Racing WRT(World Rally Team)は首位発進の8号車オット・タナク/マルティン・ヤルヴェオヤ組が優勝。7号車ヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ組も3位に入り、W表彰台を獲得した。

Day2(7/27 金)から本格的な競技が開始した。SS2 モクシ1(Moksi 20.04km)から始まるDay2のスタート順はランキング上位から。シリーズリーダーのヌービル組(ヒュンダイ i20 クーペ WRC)、オジェ組(フォード フィエスタ WRC)はコース上に浮いている埃を払う役となり、9位・7位とタイムが伸びない。

しかし3番目のタナク組はトップタイムをマークした。2位はマッズ・オストベルグ/トルステイン・エリクセン組(シトロエンC3 WRC)。3位にはテーム・スニネン/ミッコ・マルックラ (フォード フィエスタ WRC)。4位にはラトバラ組が7位からジャンプアップした。ラッピ組はSS内でスピンとエンジンストール、総合10位と順位を下げた。

SS3 ウッリア1(Urria 12.28km)ではラトバラ組がトップタイムを叩き出し、3位に浮上。タナク組は3位であったが、オストベルグ組との差を広げる。しかし、SS4アッサマキ1(Assamaki 12.33km)で、オストベルグ組がトップタイムでこのイベントで初めて、タナクから首位を奪う。

SS5 アーネコスキ(Aanekoski 7.71km)ではタナク組が再び首位を奪い返す。昼のサービス終了後、午後最初のSS6 オイッティラ1(Oittila 19.34km)では再びオストベルグ組がトップタイムを奪い首位を再奪取。SS7モクシ2でもオストベルグ組が首位を奪うが、タナク組も同タイムで差は開かない。

SS8ウッリア2ではクレイグ・ブリーンスコット・マーティン組(シトロエンC3 WRC)がトップタイムを奪う。このイベントからダンパーメーカーとサスペンションレイアウトを変更して来たシトロエン。昨年のリサーチデータを反映したマシンが躍動する。2位にはラッピ組、3位にはラトバラ組が入り、トヨタ勢が昼のサービス後から調子を上げる。

SS9アッサマキ2では、SS8で後れを取ったタナク組がトップタイムでオストベルグ組を逆転。2位に入ったラッピ組は順位を8位に上げた。SS10アーネコスキ2でもタナク組はトップタイムで、オストベルグ組に4.3秒の差をつけた。

SS11ハルユ2はDay1にSS1で走った出走順の影響が少ないターマック路面。オジェ組、ヌービル組が1-2と気を吐いた。しかし、タナク組も2位と同タイムの3位。8位に終わったオストベルグ組との差を5.8秒迄開いた。