タイで食べたたこ焼きの味は? 親日国タイは日本をこう見ている

スーパーGT2018の第4戦は、日本を飛び出しタイ王国ブリーラムのチャン・インターナショナル・サーキットで開催されています。

タイと言えばどんなイメージでしょうか? 微笑みの国? 辛いものやパクチーなど刺激的な食べ物が多い? クルマに詳しい人なら自動車産業が盛ん? そして、親日である印象を持つ人が多いのではないでしょうか。

実際、タイの人は優しくにこやかに感じますし、日本ブランドをリスペクトしてくれているようにも思えます。

そんなタイで行われるスーパーGT会場では、「Japanese Street Festival」とした日本文化紹介コーナーを設えてくれていました。

まずは食べ物。ほとんど海外では見ることのない「たこ焼き」があります。日本人の皆さんはたこ焼きをご存知ですよね? ソース味でちょっと焦げ目のついたまん丸い中からフワッと熱々トロトロの中身とタコがコロンと出てくるやつですよね。

こちらのたこ焼きは、贅沢にもたこ焼き1個につきタコが1匹使われています! おそらくイイダコの類だと思いますが、たこ焼き器にタネを流し込んだ上に豪快にも開いた足を上にして丸ごと載っけられています。インパクトありますよ。

そして、このたこ焼きは丸くしません。そのままです。注文すると3ケほどを紙箱に入れて、ソース、青海苔の代わりに刻み海苔、マヨネーズをかけてくれて出来上がり。食べやすくなるよう、ハサミでタコは半分に切ってくれています。

お味の方は、飲み物と同様でしょうか、ソースはかなり甘めです。たこ焼き1個あたりのタコの〆る割合が非常に高いので、ほとんどタコを食べている感じです。たこ焼きとは少しだけ趣が違うものの、これはこれで美味しかったです。海苔の風味もグッドでした。

そのほかにあったのは、ししゃものフライ、焼き芋を食べやすく切ったもの。「NIKUYA」で売っていた肉を使わない料理、「YAKUZA」で売ってた餃子など、それらが日本食として定着しているのか、このために試しに作ってみたのかわかりませんが、楽しめるように工夫がされているのは十分に感じられました。

 

その他のコーナーでは、クレーンゲームと音楽に合わせてリズムを取るゲームやガシャポンが置かれたゲームセンターコーナー、フィギュアやグッズなどキャラクター商品が置かれたコーナー、アニメ風の絵を描いてくれるコーナー、なぜかスニーカーやバッグを売っているコーナーがありました。

日本を理解し、広めてくれようとしている姿勢がとても好印象でした。

そのほかに人気なのは、ドリキンこと土屋圭市さん、日本が発祥と言われるレースクイーン、コスプレーヤーたちも日本を代表する人気者であると実感しました。

この記事の著者

編集長 小林和久 近影

編集長 小林和久

子供の頃から自動車に興味を持ち、それを作る側になりたくて工学部に進み、某自動車部品メーカへの就職を決めかけていたのに広い視野で車が見られなくなりそうだと思い辞退。他業界へ就職するも、働き出すと出身学部や理系や文系など関係ないと思い、出版社である三栄書房へ。
その後、硬め柔らかめ色々な自動車雑誌を(たらい回しに?)経たおかげで、広く(浅く?)車の知識が身に付くことに。2010年12月のクリッカー「創刊」より編集長を務める。大きい、小さい、速い、遅いなど極端な車がホントは好き。
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