【新車】ホンダ・N-VANは名車「ステップバン」の再来だ!

ホンダから、もうすぐ新しい軽商用車「N-VAN」が登場します。事実上、ホンダ・アクティバンの後継といえる1BOX系のビジネスカーでありながら、従来の常識をやぶるFFレイアウトとして助手席エリアまでラゲッジスペースとして活用できること、そして商用にとどまらず車中泊など個人ユースも意識した商用車となっていることが話題となっています。

そんな新型モデル「N-VAN」を見ていて、かつての名車を思い出したというホンダファンも少なくないかもしれません。その名車こそ「ライフ・ステップバン」。2気筒エンジンを搭載した360cc時代の乗用軽自動車「ライフ」をベースに、1972年に誕生した商用バンです。

ステップバンは前後ヒンジドアでしたからN-VANとは異なるように思えますが、乗用軽自動車ベースの商用車で、なおかつ前輪駆動といった点ではルーツといえる一台です。リヤシートを折りたたむとフラットなラゲッジスペースになる点や、物置スペースを確保したインパネは、現代的な視点でも便利に使えること間違いなしでしょう。

さらに、発表当時のニュースリリースには次のように書かれています。

実用性のなかにも乗用車的感覚が取り入れられており、乗降頻度の多い集配業務からレジャーまで、大きな機動力を発揮して巾広い用途に応えます。

まさにN-VANのコンセプトに通じる「ライフ・ステップバン」。N-VANの誕生によりあらためて注目が集まるのではないでしょうか。

(山本晋也)

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この記事の著者

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山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
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