PM2.5や有毒ガスの98%を捕捉するヴァレオの空気清浄機モジュール【人とくるまのテクノロジー展2018】

ヴァレオが人とくるまのテクノロジー展2018で展示した空気清浄器モジュールは、スマホによる遠隔操作で事前に空気清浄機を作動させることで、乗車前に車内空間をきれいにできるのが特徴です。

微粒子や有毒ガスの98%を捕捉する高効率フィルター、車室内の空気をクリーンに保ち消臭する高性能イオン発生器と、車内外の空気の状態を検知しその情報をリアルタイムで送るセンサーに接続された清浄器という3つのデバイスで構成されています。

クリーンで健康的なキャビン空間を実現するため、ヴァレオではPM 2.5 センサーも開発。PM 2.5 センサーは微小粒子状物質を検知し、車内外の空気質レベルをリアルタイムで知らせるとともに、フィルターの寿命を保つために内気循環モードに切り替わります。クラウドに接続することで、こうした情報を他の接続されたユーザーと共有することも可能。

今回は、持ち運び可能な空気清浄機となっていますが、自動車メーカーや部品メーカーなどの(OEM)のオーダーにも対応可能だそう。中国や欧州の都市部では大気汚染が深刻化していますし、日本でも花粉やPM2.5が問題になる時期やシーンもありますから車載用空気清浄機へのニーズは高まりそうです。

(文/写真 塚田勝弘)

この記事の著者

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塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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