セダン初のPHVは最大50kmの電気走行!ベントレー・フライングスパー新型、ニュルで高速テスト

ベントレーの4ドアセダン「フライングスパー」が、ニュルで高速テストを開始しました。

次期型には、ポルシェ「パナメーラ」と共有する「MSB-F」プラットフォームを採用し、ホイールベースが延長されます。室内は「コンチネンタルGT」同様ハイクオリティな素材と最新テクノロジーを備えた豪華なキャビンを持ちます。新デザインの3スポーツステアリングホイール、デジタルインストルメントクラスターも装備されるはずです。

さらに12.3インチの超精細MMIタッチスクリーン・インフォテイメントシステム、ベニヤパネル、温度計、コンパス、クロノメーターを含む3つのアナログ回転式ディスプレイを表示可能になります。

「フライングスパー」は、2ドアクーペ「コンチネンタルGT」の4ドア版ですが、スポーツモデルの「GT」より、控えめなエアインテークを装備しているのが分かります。ただし、ヘッドライトやラジエーターグリルなどは「GT」新型の意匠が継承されるはずです。また、楕円形ツインエキゾーストパイプ、LEDブレーキライトリングも新たに確認できます。

豪華装備では、「バング&オルフセン」のプレミアムオーディオシステム、マッサージ機能を備えた20ウェイパワーフロントシートなど様々なオプションが用意されるほか、アクティブレーンキープアシスト、パークアシストなどドライバー支援システムも多数装備されます。

パワートレインには、4リットルV型8気筒ツインターボエンジンを搭載し、最高出力は542ps、最大トルクは770Nmを発揮します。トップモデルには、6リットルW12型エンジンを搭載し、最高出力626ps、最大トルク900Nmのパフォーマンスを発揮。

最大の注目はベントレーのセダン初となるプラグインハイブリッドです。ポルシェ「パナメーラ」E-ハイブリッドから流用する3.6リットルV型6気筒+電気モーターシステムを搭載し、最高出力456psを発揮する。また電気バッテリーだけで最大31マイル(50km)の走行が可能だといいます。ワールドプレミアは目前と見られ、今秋から年内が有力です。

(APOLLO)

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アポロニュースサービス代表取締役。1965年東京生まれ・世田谷区在住。通信社を経て1996年に独立、レンタルポジ&ニュース配信会社アポロニュースサービスを設立した後、2016年にはカーメディア「Spyder7」編集長に兼任、多数のメディアへ新車スパイショット配信も手掛けております。
通信社入社と同時に新車スクープに関わり、これまで35年間、新型モデル開発を追い続け、現在は新車スクープ原稿を年間800本以上執筆、日本で一番新車スクープ記事を書く男としてギネス申請中!?
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