大型トラックの乗り込みは大変!? 北欧スカニア社製モデル・R450は「ひと工夫」で楽にしてます!

スウェーデンのトラックメーカー・スカニア社の新型モデル試乗会に来てみました。「どうぞ乗ってください」と広報担当さんは言うのですが、さて困った。

何しろ相手は全高3750mmの巨体。運転席ははるか上方です。どうやって乗ればいいのでしょうか?

戸惑っていたらスカニア・ジャパンの方が教えてくれましたので、紹介しますね。まずはドア下部についているノブを引いて開けます。

続いて目線の高さ、左側にある長いグリップバーをしっかり握ります。フロントタイヤ前方にあるステップに足をかけ、右手はインパネ右端にあるグリップをつかみます。

あとは全3段のステップをタタタッと登りながら状態を運転席に預けて、搭乗完了となります。

なお、運転席位置は思っているより高いです。高所恐怖症の記者は、ステップ3段目で地面を見たとき軽く足がすくみました。

さて乗り込み自体はこのように簡単なのですが……もとい、実はこのスカニア社製トラックは「ある工夫」で乗降がイージーになっているのでした。

と言うのも通常、運転席へのステップは上下に垂直に並べられることがほとんどで、いわばハシゴ形状です。

これだと両手に体重を預けることになり、乗降が大変。

しかしスカニア社のトラックではこのステップが、1番下が外側で、2段めはやや車体内側、3段めはさらに内側にセットされる階段形状です。

これによって自然な乗降が可能となっているのでした。ドライバーに優しい!

この記事の著者

ウナ丼 近影

ウナ丼

動画取材&編集、ライターをしています。車歴はシティ・ターボIIに始まり初代パンダ、ビートやキャトルに2CVなど。全部すげえ中古で大変な目に遭いました。現在はBMWの1シリーズ(F20)。
知人からは無難と言われますが当人は「乗って楽しいのに壊れないなんて!」と感嘆の日々。『STRUT/エンスーCARガイド』という名前の書籍出版社代表もしています。最近の刊行はサンバーやジムニー、S660関連など。
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