派手なパフォーマンスと日本未導入モデルが目を惹くメルセデス・ベンツ【バンコク・モーターショー2018】

タイのバンコク近郊で3月28日から4月8日まで開催中の「第39回バンコク・インターナショナル・モーターショー」でのメルセデスベンツの出展の様子です。

タイ国民にとってもメルセデス・ベンツは高級車で、しっかりとしたブランドイメージが確立されています。メルセデス・ベンツはBMWと並んで派手なパフォーマンスを行うことで有名で、今回もロボットショーのようなパフォーマンスが繰り広げられました。

タイのメルセデスベンツのラインアップに新たに加わったのはE200クーペとCLS300dです。E200クーペは1991cc、184hpのガソリンエンジンを積むモデルで、日本に導入されているものとほとんど同じスペックを持っています。

興味深いのはCLS300dで、こちらは1950ccの4気筒ディーゼルツインターボで、最高出力は245hp・最大トルクは500Nmとなります。現在日本に導入されているCLSのディーゼルモデルは、2142ccのシングルターボ仕様で最高出力177ps、最大トルク400Nmを搭載するCLS220dですから、CLS300dがいかにパワフルか想像がつくはずです。

また、ローカルモデルとして2925ccの直列6気筒ツインターボディーゼルを搭載するS350dや、1991ccのガソリンエンジンを搭載するGLC250-4マチックなども発表。EV専用ブランドのEQについても、展示が行われました。AMGコーナーにはAMG GT Rが展示されていましたが、こちらは日本には導入されてない右ハンドル仕様でした。

(文・写真:諸星陽一)

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諸星陽一

1963年東京生まれ。23歳で自動車雑誌の編集部員となるが、その後すぐにフリーランスに転身。29歳より7年間、自費で富士フレッシュマンレース(サバンナRX-7・FC3Sクラス)に参戦。
乗って、感じて、撮って、書くことを基本に自分の意見や理想も大事にするが、読者の立場も十分に考慮した評価を行うことをモットーとする。理想の車生活は、2柱リフトのあるガレージに、ロータス時代のスーパー7かサバンナRX-7(FC3S)とPHV、シティコミューター的EVの3台を持つことだが…。
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