【新型マツダ・CX-5試乗】2.5Lガソリンに気筒休止機構を新採用。その出来映えをチェック

マツダの人気車・CX-5がマイナーチェンジを受けました。

今回のマイナーチェンジでは搭載される全エンジンが改良されています。 たとえばディーゼルエンジンではCX-8に搭載されたものと同じ”新・スカイアクティブ-D 2.2”に変更。変更前から15ps増の190psの出力と、同3.1Kgm増しの45.9kgmという最大トルクを得ています。

一方でガソリンエンジンも大きく進化を遂げました。2Lと2.5Lともに低抵抗ピストン&ピストンリング等を採用してフリクションを低減。エッジカットピストンと水流制御バルブの導入等で対ノック性能も向上させました。これらによって実用燃費性能と全域でのトルク上乗せが実現しています。

2.5Lではこれに加えてマツダの国内モデルでは初となる気筒休止機構も組み込んできました。これは低負荷時に4気筒のうち内側の2気筒を停止させるというもの。気筒休止にあたってはHLA(油圧カムアジャスター)に可動点を新設。油圧でアジャスターの全長が可変するようになっており、短くした際にはバルブを開閉しない仕組みです。

文字で書くと複雑ですが、この気筒休止システムの作動自体は非常にスムーズで、切り替えでショックを感じることもありません。

また気筒休止を行うタイミングもネガが出ないようにきめ細かく管理されています。このためドライバーが2気筒による出力不足を感じることはありません(市販車には気筒休止機構の作動状況を示す表示ランプ等はないのですが、今回は取材用に簡易モニターがセットされていました。これを見ていても「今4気筒なのか2気筒なのか」は体感としてはまったくわかりませんでした)。

新型の発表から1年で全ユニットが刷新されたCX-5。マツダがいかにこの機種に力を入れているかがわかる、充実した改良ぶりでした。

●スペック
CX-5(CX5)25S Lパッケージ AWD
全長×全幅×全高:4545×1840×1690mm
車両重量:1620kg
エンジン:2.2Lディーゼルターボ
最高出力:188ps/6000rpm
最大トルク:25.5kg・m/4000rpm
価格:321万3000円(オプション除く)

(写真・動画・文/ウナ丼)

この記事の著者

ウナ丼 近影

ウナ丼

動画取材&編集、ライターをしています。車歴はシティ・ターボIIに始まり初代パンダ、ビートやキャトルに2CVなど。全部すげえ中古で大変な目に遭いました。現在はBMWの1シリーズ(F20)。
知人からは無難と言われますが当人は「乗って楽しいのに壊れないなんて!」と感嘆の日々。『STRUT/エンスーCARガイド』という名前の書籍出版社代表もしています。最近の刊行はサンバーやジムニー、S660関連など。
続きを見る
閉じる