「 テスラ」に実用と低価格で対抗する、韓国の次世代ゼロミッションモデル

韓国キアが開発しているゼロミッションSUV「ニロ EV」の市販型プロトタイプを初めてカメラが捉えました。

キャッチしたテスト車両に排気管は見当たらず、EVモデルであることが分かります。フロント部分は完全にマスクでおおわれていますが、恐らくグリルレスと思われます。1月のCESで公開されたコンセプトモデルでは、メッセージを発信できるワイドディスプレイが装備されていましが、市販型での反映が期待されます。

パワーユニットはヒュンダイ「アイオニック EV」から流用されます。64kWhバッテリーパックを搭載し、最高出力204psを発揮。1回の充電では約383kmの航続距離を可能にするものです。通常の生活レベルでは十分すぎる性能で、テスラの半額程度なら脅威と言えそうです。

ワールドプレミアは、2018年秋以降が予想されます。キアは、2025年までに16車種もの電動パワートレインモデルを発売する計画をもっており、その内、排気ガスを排出しないゼロミッションモデルは5車種を予定しています。「ニロEV」はその第一弾となるはずです。

(APOLLO)

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アポロニュースサービス代表取締役。1965年東京生まれ・世田谷区在住。通信社を経て1996年に独立、レンタルポジ&ニュース配信会社アポロニュースサービスを設立した後、2016年にはカーメディア「Spyder7」編集長に兼任、多数のメディアへ新車スパイショット配信も手掛けております。
通信社入社と同時に新車スクープに関わり、これまで35年間、新型モデル開発を追い続け、現在は新車スクープ原稿を年間800本以上執筆、日本で一番新車スクープ記事を書く男としてギネス申請中!?
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