「写真はダメ!」ファンキーマスクで話題となったあのセダン、いよいよ市販化へ

中国の吉利ホールディンググループ(以下、ジーリー)の新ブランド「LYNK & CO」の次世代4ドアセダン、『03』市販型プロトタイプを凍てつくスカンジナビアでカメラが捉えました。

開発車両の撮影に気づいたドライバーは、すぐさまカメラを遮りシートカバーをかけてしまったようですが、その後撮影に成功したとレポートされています。

今回のプロトタイプは、以前捉えたテストミュールではなく、全て生産型パーツが装備されているようです。プラットフォームには、ジーリーが傘下に収めるボルボと共同開発した「CMA」(コンパクト・モジュラー・アーキテクチャ)を採用。フルデジタル・クラスタ、大型インフォテイメントディスプレイが配置するほか、デジタル車載シェアボタンなどを装備し、「世界で最も進んだコネクテッドカー」を目指して市販化される予定です。

2017年の上海ショーで公開された「03」コンセプトモデルは、SUVの『01』のフロントデザインから継承される斬新な爬虫類顔を持ち、欧米で「ファンキー」すぎるセダンと呼ばれていました。市販型では、そのデザインがどこまで反映されるか注目されていますが、このテスト車両を見るとデュアルヘッドライトやワイドなグリル、L字型テールライトなど、コンセプトモデルに酷似していることが分かりました。

パワートレインは、1.5リットル直列3気筒ターボチャージャーエンジン、2リットル直列4気筒エンジン、1.5リットル直列3気筒エンジン+電気モーターのPHEVなどがラインアップ予定で、2018年内には、ワールドプレミアされると予想されています。

(APOLLO)

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アポロニュースサービス代表取締役。1965年東京生まれ・世田谷区在住。通信社を経て1996年に独立、レンタルポジ&ニュース配信会社アポロニュースサービスを設立した後、2016年にはカーメディア「Spyder7」編集長に兼任、多数のメディアへ新車スパイショット配信も手掛けております。
通信社入社と同時に新車スクープに関わり、これまで35年間、新型モデル開発を追い続け、現在は新車スクープ原稿を年間800本以上執筆、日本で一番新車スクープ記事を書く男としてギネス申請中!?
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