もう「聞け!」とは言わせない。JAIA輸入車試乗会でアウディQ7のBang&Olfusenに酔いしれる

アウディとはラテン語で「聞け!」という意味なのだそうです。そもそも前身の「ホルヒ」それ自体は創業者アウグスト・ホルヒに由来するものの、「聞く」を意味するドイツ語「horchen」に音が近かったことから、これをラテン語で言ったことが始まりなんだとか。

確かに、あからさまにクルマに関する状態を表したりするより、プレミアムカーのブランドとしては「耳を澄ます」「響きあう」「ささやきを聞いてほしい」なにか音をフックに共鳴しあうような価値観はふさわしいように思えてきますね。しかし、もうクルマが「聞け」と言わなくとも、つい耳を澄ませてしまう。最新のアウディとはそういうものなのかもしれない。そんな風に感じたのです。

今月、毎年日本自動車輸入組合(JAIA)が大磯で開催しているメディア向けの合同試乗会。筆者も呼んでいただき、日ごろから興味のあるクルマ、乗る機会に恵まれなかった車などをいろいろと試乗させていただくことができました。

やはりクルマは乗ってみないとわからないこと。乗ればわかること。結構あるものです。このときにご縁があって乗ることができたアウディQ7も、乗っておいてよかった、と思える一台でした。