【新車】広い室内と乗降性の良さを活かした新型スズキ・スペーシアに「車いす移動車」を設定

2017年12月にフルモデルチェンジを受けた新型スズキ・スペーシアは、先代を上回る広い室内や乗り降りの良さ、先進安全装備などが満載された、同社渾身の軽ハイトワゴンです。

2月9日から発売された新型「スペーシア 車いす移動車は、こうした新型スペーシアの美点を活かしながら、介助者の軽減を軽減すべく、車両後部のスロープがワンアクションで開閉可能で、車いすでのスムーズな乗降を可能とした福祉車両。

装備では、車いすでの乗り降りをアシストする電動ウインチと、ワイヤレスリモコンを全車に標準化し、電動ウインチはベルトを素早く引き出せるフリーモード付で、介助者の負担を軽減できるとしています。

また、折りたたみ式の後席により、4名乗車時でもベース車同等のスペースが確保されているそうで、使い勝手の良さも美点(HYBRID G リヤシート付車、HYBRID X リヤシート付車)。さらに、車いす乗員用の3点式シートベルト、手すりを標準装備しているほか、車いすを固定ベルトでしっかり4点で固定でき、走行時の安定性が確保されています。

安全装備も標準車同様に充実していて、単眼カメラと赤外線レーザーレーダーで前方の歩行者や車を検知して衝突時の被害を軽減する「デュアルセンサーブレーキサポート(DSBS)」をはじめ、誤発進抑制機能、車線逸脱警報機能、ふらつき警報機能、先行車発進お知らせ機能と、ヘッドランプのハイビーム/ロービームを自動で切り替えるハイビームアシストを標準で用意。「スペーシア 車いす移動車」駆動方式は2WDのみで、価格帯は1,565,000円〜1,737,000円。

さらに、同日「エブリイワゴン 車いす移動車」に、左側スライドドアの開閉に連動して作動し、リヤステップとの段差を少なくすることでスムーズに乗降できる電動オートステップ装着車が新たにメーカーオプション設定されています。こちらは、2WDが1,937,000円、4WDが2,057,000円となっています。

(塚田勝弘)

この記事の著者

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塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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