【平成初期の名車列伝】ありそうで無い、5ナンバーFRセダン・BMW E36系3シリーズ

今見ても価値がある平成初期の名車を紹介するシリーズ企画。今回紹介するのはE36型BMW3シリーズセダンの、日本では珍しいエンジンを搭載したモデルです。

●BMW318i
全長×全幅×全高:4435×1695×1395mm(日本仕様の数値)

平成2年に登場したE36型BMW3シリーズ・セダンは、全長4.4m・全幅1.7mの5ナンバーサイズでした。デビュー当初、エンジンは1.8L・SOHCの4気筒(グレード名は318i)と2.5L・DOHC6気筒(325i)がラインナップされます。トランスミッションはATのみ、ステアリング位置は4気筒が右、6気筒は左でした。

ただしここで紹介するのは並行輸入された北米仕様車です。1.8L・4気筒エンジンを搭載していますが、日本では選択できない左ハンドルなのが見た目でわかる特徴。ただ、実はもっと大きな違いが目に見えない部分にあるのですが、それは少し後で。

この記事の著者

ウナ丼 近影

ウナ丼

動画取材&編集、ライターをしています。車歴はシティ・ターボIIに始まり初代パンダ、ビートやキャトルに2CVなど。全部すげえ中古で大変な目に遭いました。現在はBMWの1シリーズ(F20)。
知人からは無難と言われますが当人は「乗って楽しいのに壊れないなんて!」と感嘆の日々。『STRUT/エンスーCARガイド』という名前の書籍出版社代表もしています。最近の刊行はサンバーやジムニー、S660関連など。
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