ホンダがフランスの運航会社から「ホンダジェット」16機を一括受注!

米ノースカロライナ州に拠点を置くホンダの航空機事業子会社「HACI」(Honda Aircraft Company)が2月8日、フランスのプライベートジェット運航会社「Wijet(ウィジェット)」から小型ビジネスジェット機「Honda Jet」を16機受注したそうです。

2月6日‐11日に渡り、シンガポールのチャンギ・エキシビション・センターで開催されているアジア最大の航空ショー「シンガポール・エアショー」において、同社と基本合意書を締結。

「HACI」の1回当たりの受注数としては過去最大で、カタログ価格で約87億円相当とみられます。

Wijet社は、欧州と北アフリカにある約1,200の空港へのエアタクシー運航を手掛けており、「Honda Jet」の座席数、低騒音、低燃費等に注目。保有機体のアップグレードを図ることで、より高品質なサービス提供を目指すそうです。

Wijetのパトリック・ハーセント社長は、「同社は安全で快適な最高のエアタクシーサービスを適正価格で提供しており、Honda Jetはその全てのニーズを満たす優れた航空機」とコメント。

また「HACI」の藤野社長は、「Honda Jetは最高速度、燃費性能、広く静かな室内空間等、何れもクラストップを実現しており、Wijetのお客様に、より一層快適な空の旅を提供できると確信しています」としています。

「Honda Jet」は7人乗りの小型機で2015年に販売開始以来これまでに100機以上を受注、73機を納入済み。日経新聞によると、従来は北米向けが中心だったそうですが、近年は欧州やアジアでも販売を強化しており、2017年以降、タイや中国にも販売店を設置。

Wijetでは、今後18ヶ月間で使用機材を現行の米セスナから「Honda Jet」に完全移行する計画になっているようです。

Avanti Yasunori・画像:HONDA)

【関連リンク】

ホンダ エアクラフト カンパニー(HACI)
http://jp.hondajet.com/company/

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Avanti Yasunori

大手自動車会社で人生長きに渡って自動車開発に携わった後、2011年5月から「clicccar」で新車に関する話題や速報を中心に執筆をスタート、現在に至る。幼少の頃から根っからの車好きで、免許取得後10台以上の車を乗り継ぐが、中でもソレックスキャブ搭載のヤマハ製2T‐Gエンジンを積むTA22型「セリカ 1600GTV」は、色々と手を入れていたこともあり、思い出深い一台となっている。
趣味は楽器演奏で、エレキギターやアンプ、エフェクター等の収集癖を持つ。
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