【東京オートサロン2018】F1マシン用と乗用車用の違いはわずか?ペトロナスが新型エンジンオイルを発表

F1、SUPER GT、DTM、スーパー耐久などで高品質のエンジンオイルを提供しているマレーシアの国営石油会社「PETRONAS」。その潤滑油製造・販売部門を担うのが「ペトロナス・ルブリカンツ・インターナショナル(以下PLI)」です。

1月12日〜14日に開催された日本最大のカスタムカーイベント「東京オートサロン2018」にて、同社はエンジンの加熱によるパワーダウンや燃費悪化、エンジンそのものの損傷を防ぐ『℃oolTech™(クールテック™)技術』を利用した乗用車向け低粘度エンジンオイル『ペトロナス シンティアム 7000 0W16 ℃oolTech™』を公開、全世界に先駆けて日本国内での先行販売を発表しました。

PLIのグループ・マネージング・ディレクター兼CEOのジョゼッペ・ディアリゴ氏は

「PLIにとって、日本は世界で最も進んだ自動車市場の1つと位置づけています。この製品の導入は日本市場への影響だけではなく、日本の自動車メーカーが事業を行っている他の市場でのチャンスに繋げることが可能です」

と述べました。

PLIは、2018年をイヤー・オブ・テクノロジーと位置付け、技術革新における重要な年としています。今年3月には6000万ドル(約66億円)かけイタリア・トリノにグローバルR&Dセンターを開設し、2022年までにメジャーな潤滑油メーカーになるビジョンに突き進んでいきます。

そのためには、軽自動車・ハイブリッドからスポーツカーなど多彩な日本の自動車市場と知見を交えるのは不可欠であると力強く語ります。