【マツダ・CX-8試乗】大人も十分に乗れるサードシートを実現

マツダが久しぶりに投入した多人数乗車モデルSUVであるCX-8は、CX-5よりも355mm長い全長を採用することで、3列シートを実現しています。

その3列でシートレイアウトは7名定員モデルと、セカンドシートがセパレートタイプとなる6名定員モデルの2種のが用意されています。

試乗車として渡されたのは6名定員モデルでした。サードシートへの乗り込みはちょっと身体をかがめる必要がありますが、さほど辛い体勢にはなりません。

サードシートに乗り込んでしまうとちょっと圧迫感はありますが、なかなか快適です。セカンドシートが一番後ろまで下げられていると足元がきついのですが、ちょっと前に出してもらえれば身長174cmの筆者が乗っても辛い感じはありませんでした。

ただし、側方の視界を含めてミニバンのような開放感はありません。この部分はスタイリングと引き替えにしなくてはならないでしょう。

サードシートに乗った状態で走行体験もできました。乗り心地としては十分に許容範囲です。静粛性も高く、ドライバーとの会話も普通の音量で行うことができました。

(文・写真:諸星陽一)

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諸星陽一

1963年東京生まれ。23歳で自動車雑誌の編集部員となるが、その後すぐにフリーランスに転身。29歳より7年間、自費で富士フレッシュマンレース(サバンナRX-7・FC3Sクラス)に参戦。
乗って、感じて、撮って、書くことを基本に自分の意見や理想も大事にするが、読者の立場も十分に考慮した評価を行うことをモットーとする。理想の車生活は、2柱リフトのあるガレージに、ロータス時代のスーパー7かサバンナRX-7(FC3S)とPHV、シティコミューター的EVの3台を持つことだが…。
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