キャビン付きのバイク風「PHV」!? PSAが新ジャンルのモビリティを公開

プジョーやシトロエン、オペルなどの欧州自動車メーカーからなるフランスの多国籍企業「PSAグループ」が、PHVの小型シティコミューターを公開しました。

1人乗りで、車両サイズは全長2,400mm×全幅850mmとコンパクト。一見バイク風ながらキャビンを備えており、乗降時には大型サイドドアが上後方へ回転する構造。

これは駐車場等での乗降性に配慮したもので、シートベルトやエアバッグなどの安全装備を搭載していることから、走行中の車内でのヘルメット着用は不要とのこと。

PHVパワートレインは、後輪に搭載した2基のインホイールモーターと、プジョーのスクーター用ガソリンエンジンで構成されており、最高速度は130km/hに達するそうです。(モーターのみでの最高速度は70km/h)

サムスンSDI製の48Vバッテリーを搭載。制動時にエネルギー回収を行なうことで、満充電時のモーター&エンジンによるハイブリッド走行時の航続距離は300km確保されています。

チルティング式サスペンションは、3輪スクーター風の乗り心地を提供、機動性も高いと言います。

都市部をクルマより気軽に移動できる小型のコミューターは各国で開発が進められており、「バイクのようでバイクでない」その奇抜で珍しい外観は街中でかなり多くの視線を集めそうです。

Avanti Yasunori・画像:PSA)

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Avanti Yasunori

大手自動車会社で人生長きに渡って自動車開発に携わった後、2011年5月から「clicccar」で新車に関する話題や速報を中心に執筆をスタート、現在に至る。幼少の頃から根っからの車好きで、免許取得後10台以上の車を乗り継ぐが、中でもソレックスキャブ搭載のヤマハ製2T‐Gエンジンを積むTA22型「セリカ 1600GTV」は、色々と手を入れていたこともあり、思い出深い一台となっている。
趣味は楽器演奏で、エレキギターやアンプ、エフェクター等の収集癖を持つ。
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