軽自動車の新車販売、2017年11月のトップは揺るぎないN-BOXでキマリ

全軽自協(一般社団法人 全国軽自動車協会連合会)より、2017年11月の軽四輪車通称名別新車販売速報が発表されています。フルモデルチェンジによる商品力アップで軽自動車界の絶対王者とも呼べる商品性を手に入れたN-BOXは、唯一の月販2万台をクリアして、トップに立っています。

●2017年11月 軽乗用車販売ランキング(軽自協調べ・速報)
1位 ホンダ N-BOX 20,992台(前月1位)
2位 ダイハツ ムーヴ 12,291台(同2位)
3位 スズキ ワゴンR 9,241台(同4位)
4位 ダイハツ タント 9,215台(同3位)
5位 日産 デイズ 8,624台(同8位)
5位 ダイハツ ミラ 7,581台(同5位)
6位 スズキ スペーシア 6,933台(同6位)
7位 スズキ アルト 5,837台(同7位)
9位 スズキ ハスラー 4,628台(同10位)
10位 ホンダ N-WGN 4,536台(同9位)

軽自動車においては完成車検査の問題はなかった日産ですが、ブランドイメージ低下の影響を受けて、10月のランキングではトップ3常連だったデイズが8位となっていました。11月になっても5位とかつての勢いは取り戻せていないようです。

また、2位にムーヴ、3位にワゴンRと後席ヒンジドアのハイトワゴン系モデルが勢いづいて来ているのも、2018年に向けてトレンドの変化の兆しといえそうです。

なお、軽自動車全体では148,696台と前月比105.5%、前年同月比102.9%と順調に新車販売台数を伸ばしています。一時期、軽自動車離れといった声もありましたが、底打ちして上昇気流にのっています。それもホンダ・N-BOXが引っ張っているといえそうです。

(山本晋也)

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山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
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