SUV人気のなか、「アクティブ」なライフスタイルに似合う「ハイラックス」という選択もアリ?

8代目となるピックアップトラック「ハイラックス」をタイで発売したトヨタ自動車。同モデルは1968年の発売以来、約180以上の国・地域で累計1,700万台以上の販売実績を誇っています。

日本では2004年に販売を終了。生産がタイ工場に移管されましたが、販売終了後も日本国内で同車のユーザーが約9,000人存在するなど、今も一定の国内需要が見込めることもあり、復活を望む多くの声に応えるべく、13年ぶりとなる国内再販を決定。

10月下旬にタイから日本への新型「ハイラックス」輸出を開始するとともに11月23日、タイ中部の同車工場で記念式典を開催しました。

トヨタは8代目「ハイラックス」の開発にあたり、「道が人を鍛える。人がクルマをつくる」という考えのもと、開発チームが世界中の様々な道を実際に走り、森林地帯のぬかるみで荒れたオフロードや50度を超える暑さの砂漠地域、雨期になると冠水する生活道路など、様々な環境に適応する頑丈さと安全性、乗り心地を確保、力強い走りと低燃費化を実現しました。

新型「ハイラックス」は全長:5,335mm、全幅:1,855mm、全高:1,800mm、ホイールベース:3,085mmと堂々としたサイズで、低回転域でも高トルクを発揮する2.4Lの「2GD-FTV」ディーゼルエンジンを搭載。

ちなみに新型「ハイラックス」の主な特徴は以下となっています。

・経産省と国交省が推進する「セーフティ・サポートカー」に準拠
・プリクラッシュセーフティ、レーンディパーチャーアラートを搭載、安全性に配慮
・「ヒルスタートアシストコントロール」「ドライブスタートコントロール」を標準装備
・オンロード、オフロード共に優れた走行安定性と乗り心地を確保
・リヤバンパーの低配置により荷物の積み降ろしに配慮
・販売目標台数は2,000台/年。全国のトヨタ店で販売

この記事の著者

Avanti Yasunori 近影

Avanti Yasunori

大手自動車会社で人生長きに渡って自動車開発に携わった後、2011年5月から「clicccar」で新車に関する話題や速報を中心に執筆をスタート、現在に至る。幼少の頃から根っからの車好きで、免許取得後10台以上の車を乗り継ぐが、中でもソレックスキャブ搭載のヤマハ製2T‐Gエンジンを積むTA22型「セリカ 1600GTV」は、色々と手を入れていたこともあり、思い出深い一台となっている。
趣味は楽器演奏で、エレキギターやアンプ、エフェクター等の収集癖を持つ。
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