チューニングメーカー「HKS」初代社長・長谷川浩之の熱き魂に迫った!【OPTION 1983年7月号より】

前々回に紹介しました、セリカXX「M300」にて国産車初の300km/hオーバー、301.25km/hを記録した大チューニングメーカー・HKSの初代社長・長谷川浩之さんと、OPTION誌零代編集長・Dai稲田の「フルブースト放談」とタイトルされたのが、今回ご紹介する記事です。300km/hオーバーを記録する8ヵ月前に行われたものですが、Daiちゃんにはこの時点ですでに、初300km/hを記録するのはHKS!?っていう予感がしていたのかもしれませんね。

残念なことに長谷川さんは、2016年11月9日に急逝。早いものでもう1年以上が経ってしまいました。あらためて哀悼の意を込め、お読みいただければ幸いです。

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HKSとDaiのフルブースト放談
新車フル・ターボ化時代、それでもボルトオンターボやチューニング人気は衰えない。その魅力を老舗HKSに迫った!

ターボチューンもいいけど、自分のエンジン、作りたいね by HKS長谷川

Dai(以下、D):相変わらず忙しそうで! 来るたびに凄い製作機械やメカニックが増え、レースの大メーカーみたいになってきましたね。ボルトオンターボは好調ですか?

HKS長谷川(以下、H):新車のターボ車がフルラインされてきても、やはりボルトオンも増加中だよ。純正ターボは、排ガス規制や乗りやすさ、コストとかいろんな要素があって、性能中心に出来ない。ボルトオンのパワーは魅力的なんだと思うよ。

D:純正ターボチューンというシステムが多くなってきていますね。

H:ボルトオンターボ・メーカーだから、純正ターボが出るとやりにくいのか?と思われてるけど、純正ターボチューンこそ、ウチでしか出来ないと思う。例えば、ターボユニットのEXハウジングだけでも変更すると、高回転域のパンチ力が違ってくる。ウチでは、テストして性能に合ったベストマッチのハウジングが作れる。これなら、エンジンルーム見ても、改造車だなんて分からないよ。

D:やはり見た目は控えめで速いのがいい。ターボチューンの良さですよ。

H:従来のキャブチューンは、音がうるさいし、金がかかりすぎるからかな。メカチューンはトータルバランスでパワーアップするから、改造するパーツが多いし、本当にやると難しい。

この記事の著者

永光やすの 近影

永光やすの

「ジェミニZZ/Rに乗る女」としてOPTION誌取材を受けたのをきっかけに、1987年より10年ほど編集部に在籍、Dai稲田の世話役となる。1992年式BNR32 GT-Rを購入後、「OPT女帝やすのGT-R日記」と題しステップアップ~ゴマメも含めレポート。
Rのローン終了後、フリーライターに転向。AMKREAD DRAGオフィシャルレポートや、頭文字D・湾岸MidNight・ナニワトモアレ等、講談社系車漫画のガイドブックを執筆。clicccarでは1981年から続くOPTION誌バックナンバーを紹介する「PlayBack the OPTION」、清水和夫・大井貴之・井出有治さんのアシスト等を担当。
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