【新車】NISMOの名に恥じないボディにまで及ぶ日産セレナ・ニスモのチューニングメニュー

NISMOロードカーシリーズに新たに追加されたセレナNISMOは、スポーティな内外装とともに、NISMOの名に恥じないしっかりしたチューニングが施されています。

チューニングというと、サスペンションパーツの変更などだけで済まされることもありますが、セレナNISMOはそのベースとなるボディからチューニングが行われています。ボディ補強は、フロントクロスバー、フロントサスペンションメンバーステー、センタークロスバー、センターサブメンバー、センターサブメンバーブラケット、センターアンダーブレース、リヤクロスバー、リヤサブメンバー、リヤサブメンバーサポートとじつに9種、15カ所にも及ぶものとなっています。

そうしてボディを強化したうえで、専用のスプリング&ショックアブソーバーを採用、さらにリヤのスタビライザーも強化タイプとなっています。ECM(エンジンコントロールモジュール=コンピューター)や電動パワーステアリングも専用チューニングに変更。VDCはオフスイッチ付きの専用タイプとなります。タイヤはブリヂストンのポテンザ・アドレナリンRE003の205/50R17サイズが採用されています。

プロパイロットやハンズフリーオートスライドドア、LEDヘッドランプなどはノーマルセレナから引き継がれ、使い勝手や安全性はしっかりと確保されています。

(文:諸星陽一/写真:IZM・小宮岩男)

 

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諸星陽一

1963年東京生まれ。23歳で自動車雑誌の編集部員となるが、その後すぐにフリーランスに転身。29歳より7年間、自費で富士フレッシュマンレース(サバンナRX-7・FC3Sクラス)に参戦。
乗って、感じて、撮って、書くことを基本に自分の意見や理想も大事にするが、読者の立場も十分に考慮した評価を行うことをモットーとする。理想の車生活は、2柱リフトのあるガレージに、ロータス時代のスーパー7かサバンナRX-7(FC3S)とPHV、シティコミューター的EVの3台を持つことだが…。
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