ランボルギーニ、カーボンボディへのダメージを自己修復するスーパーEVスポーツ「テルツォ ミッレニオ」を披露!

ランボルギーニが米マサチューセッツ工科大学(MIT)において、同校とのコラボレーションで開発した電動スーパースポーツカーのデザインコンセプト「テルツォ ミッレニオ」を初披露しました。

マサチューセッツ工科大学と昨秋提携したランボルギーニは、将来の新型スーパーカーのための研究開発プロジェクトを推進しており、「蓄電システム」「革新素材」「推進装置」「先見的なデザイン」「エモーション」に関する技術を追求しているそうです。

今回披露された「テルツォ(第3)ミッレニオ(千年紀)」は、同社の将来におけるスーパーカーのビジョンを示す1台。各ホイールにインホイールモーターを装備した4WDモデルで、「スーパーキャパシタ」(電気二重層コンデンサ)が持つ素早い充放電特性を活かし駆動用バッテリーに利用するなど、最先端のテクノロジーを多数採用。

圧倒的な空力性能を誇るモノコック構造のボディは蓄電機能を持つカーボンファイバー製で、外部からダメージを受けた場合、自己修復する「マイクロ・チャンネル」と呼ばれるテクノロジーが採用されている模様。

損傷を自己検出、修復用化学物質によってカーボンファイバー内を亀裂が伝播するリスクをゼロに抑える機能を搭載しているそうです。

また「エモーション」に関しては、コックピットにサーキット走行が体験できる運転走行シミュレーションシステムを搭載。今後もランボルギーニは未来へのロードマップ構築に向けて、革新的な技術開発を続けて行くとしています。

Avanti Yasunori

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Avanti Yasunori

大手自動車会社で人生長きに渡って自動車開発に携わった後、2011年5月から「clicccar」で新車に関する話題や速報を中心に執筆をスタート、現在に至る。幼少の頃から根っからの車好きで、免許取得後10台以上の車を乗り継ぐが、中でもソレックスキャブ搭載のヤマハ製2T‐Gエンジンを積むTA22型「セリカ 1600GTV」は、色々と手を入れていたこともあり、思い出深い一台となっている。
趣味は楽器演奏で、エレキギターやアンプ、エフェクター等の収集癖を持つ。
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