NASVAが「ファイブスター賞」を獲得した人気SUV「C‐HR」「CX-5」の衝突試験映像を公開!

独立行政法人 自動車事故対策機構(NASVA)では日本版自動車アセスメント「JNCAP」(Japan New Car Assessment Program)として、実車衝突試験に基づいた車種別衝突安全性評価を行なっています。

中でも「オフセット前面衝突試験」は、フルラップ前面衝突試験(正面衝突)よりも実社会で発生率が高い事故形態を模した試験として注目されています。その評価方法としては、運転席と後部座席にダミー人形を乗せた試験車を、時速64km/hで相手車両に見立てたアルミハニ力ム材に運転席側の一部(オーバーラップ率40%)を前面衝突させます。

「フルラップ前面衝突試験」が主に乗員を保護する拘束装置(エアバッグ、シートベルトなど)を評価するのに適しているのに対し、同試験では衝撃を車体の一部で受けるため車体変形が大きく、変形による乗員への加害性の評価に適しています。

そうしたなか、人気のSUV、トヨタ「C-HR」とマツダ「CX-5」を使った「オフセット前面衝突試験」が先頃実施され、その様子が動画で公開されました。

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Avanti Yasunori 近影

Avanti Yasunori

大手自動車会社で人生長きに渡って自動車開発に携わった後、2011年5月から「clicccar」で新車に関する話題や速報を中心に執筆をスタート、現在に至る。幼少の頃から根っからの車好きで、免許取得後10台以上の車を乗り継ぐが、中でもソレックスキャブ搭載のヤマハ製2T‐Gエンジンを積むTA22型「セリカ 1600GTV」は、色々と手を入れていたこともあり、思い出深い一台となっている。
趣味は楽器演奏で、エレキギターやアンプ、エフェクター等の収集癖を持つ。
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