初代から学んだ、新型リーフで目指す「EVの新しい価値」とは?

初代リーフは、世界初の量産電気自動車として、EVマーケットを開拓してきました。

2代目新型リーフで国内商品企画を率いる北原RPM(リージョナルプロダクトマネージャー)は、新型リーフの開発コンセプトを、初代の「普通に走れるクルマ」から「新しい価値を創っていくクルマ」に設定。

そして初代リーフの振り返りから、走行距離とスタイル、そして走りの楽しさの3点にポイントにおいて開発を進めてきました。

走行距離については、実際のリーフユーザーに「どれくらいの走行距離なら安心できるか?」とアンケート調査を行ったところ、「400km」を求める声が突出して多く、ユーザーの本音として心理的なボーダーラインが「400km」にあることが確認できたそうです。

また合わせてEV車の値頃感も「300万円」にあることがわかったため、新型リーフは「走行距離400kmで価格300万円」を開発目標としました。この具体的な商品企画は、実際のEVユーザーを抱える日産ならではの分析結果ですから、非常に強い説得力を感じます。