日産・ノートがマイチェン効果でランキングトップ。スライドドア車の躍進も目立つ2017年9月の販売ランキング

一般社団法人 日本自動車販売協会連合会(自販連)より2017年9月の登録車(軽自動車と海外ブランドを除く)の車名別の販売ランキングが発表されました。トップには9月1日のマイナーチェンジで自動運転化技術を搭載した日産ノートが立ちました。

●2017年9月 登録車販売ランキングトップ10(自販連調べ)
1位 日産 ノート 15,469台(前月3位)
2位 トヨタ プリウス 13,275台(同2位)
3位 トヨタ アクア 12,896台(同1位)
4位 ホンダ フリード 10,808台(同6位)
5位 ホンダ フィット 8,814台(同4位)
6位 トヨタ シエンタ 8,679台(同7位)
7位 日産 セレナ 8,187台(同10位)
8位 トヨタ ヴォクシー 7,767台(同5位)
9位 トヨタ C-HR 7,126台(同11位)
10位 トヨタ ルーミー 7,089台(同8位)

ノート、アクア、フィットと2017年上半期にマイナーチェンジを果たしたコンパクトカーが勢いを感じさせるランキングの中で、安定したポジションにあるプリウスが、そこはかとない存在感を示しています。

また、4位のフリードを筆頭に、シエンタ、セレナ、ヴォクシー、ルーミーと後席スライドドアのモデルがトップ10の半数を占めているのは、現在の日本市場のトレンドを象徴しているようです。

また同月には、日産による完成車検査に関する不正が発覚、販売が停止されたこともありました。その影響は10月のランキングに、どのように影響するのでしょうか。

(山本晋也)

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山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
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