【新車試乗】今回で3代目? 4代目? フルモデルチェンジした新型・スイフトスポーツ

スズキのコンパクトモデル、スイフトのスポーツモデルとなる「スイフトスポーツ」がフルモデルチェンジしました。

スイフトスポーツはどのモデルを初代とするかに議論があるクルマです。

というのも2003年6月に登場した最初のスイフトスポーツは、スイフトという車種のなかに設定された「スポーツ」というグレード名のモデルでした。このモデルは初代スイフトのモデルチェンジとともに新型なることなく、継続販売されます。

スイフトのベースモデルは2004年11月にフルモデルチェンジされ2代目となりますが、この時点では「スポーツ」というグレードは存在しませんでした。そして2005年9月に「スイフトスポーツ」として新たなモデルが登場します。このときはスイフトのなかのひとつのグレードとしてではなく、スイフトスポーツという独立した車名としてデビューしました。

同様に3代目スイフトは2010年8月発表され、スイフトスポーツは2011年11月に登場しています。そして今回、4代目スイフトは2016年12月発表、スイフトスポーツは2017年7月発表となりました。

整理すると次のようになります。
2003年6月/初代(スイフトのスポーツというグレード)発表
2005年9月/2代目(スイフトスポーツという車名)発表
2011年11月/3代目発表
2017年7月/4代目発表

今回の4代目発表に伴ってスズキから配布された資料では、2005年9月発表のモデルが初代スイフトスポーツとなっていますが、一般的な見方としては2003年6月に発表されたスイフトの「スポーツ」グレードが初代と考えたほうがいいでしょう。

(文:諸星陽一)

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諸星陽一

1963年東京生まれ。23歳で自動車雑誌の編集部員となるが、その後すぐにフリーランスに転身。29歳より7年間、自費で富士フレッシュマンレース(サバンナRX-7・FC3Sクラス)に参戦。
乗って、感じて、撮って、書くことを基本に自分の意見や理想も大事にするが、読者の立場も十分に考慮した評価を行うことをモットーとする。理想の車生活は、2柱リフトのあるガレージに、ロータス時代のスーパー7かサバンナRX-7(FC3S)とPHV、シティコミューター的EVの3台を持つことだが…。
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