トヨタ・アクアが2015年11月以来のトップに!2017年8月の登録車セールスランキング

一般社団法人 日本自動車販売協会連合会(自販連)より2017年8月の登録車(軽自動車と海外ブランドを除く)の車名別の販売ランキングが発表されました。トップに立ったのはトヨタ・アクア、2015年11月以来となるトップ奪還です。

●2017年8月 登録車販売ランキングトップ10(自販連調べ)
1位 トヨタ アクア 10,870台(前月3位)
2位 トヨタ プリウス 10,417台(同2位)
3位 日産 ノート 9,685台(同1位)
4位 ホンダ フィット 7,705台(同4位)
5位 トヨタ ヴォクシー 6,611台(同6位)
6位 ホンダ フリード 6,557台(同8位)
7位 トヨタ シエンタ 5,681台(同9位)
8位 トヨタ ルーミー 5,416台(同13位)
9位 トヨタ ヴィッツ 5,380台(同10位)
10位 日産 セレナ 5,244台(同12位)

日産ノートがマイナーチェンジ直前(9月1日に発表)だったというタイミングもあってか、トヨタ最小のハイブリッドカー「アクア」が久しぶりのトップ。また6月にマイナーチェンジを実施したフィットは、トップ3に次ぐポジションを確保、虎視眈々と上位を狙っています。

8月にはトップとなったアクアは6月のマイナーチェンジで衝突被害軽減ブレーキなどの先進安全装備を充実させたことも人気を復活させた理由といえそうですが、同じBセグメントのライバルとなるフィットやノートに設定されている追従クルーズコントロールがアクアには未設定。市場マインドが、燃費から安全や自動運転技術にシフトしている中、アクアがトップの座を守るのか、それとも先進安全を充実させたノートやフィットが伸びてくるのか、興味津々といえそうです。

また、7月には5位だったトヨタC-HRがトップ10圏外となったことで、クロスオーバーSUVがトップ10から消えてしまいましたが、クロスオーバー全体の支持についても今後の動きには要注目です。

(山本晋也)

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山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
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