伝統の鈴鹿1000kmが10時間レースにグレードアップ!2018年8月24〜26日にフルグリッド50台での開催を目指す

SUPER GT第6戦「第46回 インターナショナル SUZUKA 1000km」の開催に先立つ8月25日、来年2018年8月24~26日で開催される鈴鹿サーキットの新しい夏の耐久レース「SUZUKA 10 HOURS」の詳細発表会が行われました。

鈴鹿サーキットの夏の耐久レースシリーズは1966年に第1回1000kmレースが開催され、その後1974年から1979年まではオイルショックにより休止しますが、1980年に復活。1981年からは国際格式レースとなり全日本耐久選手権、スポーツカー世界選手権、FIA GT選手権などのシリーズに組み込まれるなど存在感を示していました。2006年からはSUPER GTシリーズの一戦としてSUPER GT最大の山場として現在に至ります。その鈴鹿1000kmが2017年の第46回をもって終了となったのです。

来年からはさらにグレードアップして10時間レースという新しいフォーマットで2018年8月24~26日に開催されることとなりました。10時間での想定される走行距離は1500kmが予想されるという超ビッグな耐久レースとなります。

鈴鹿サーキットの運営会社であるモビリティランドの山下普社長は冒頭の挨拶で「1000kmをもっとグレードアップした10時間レースとしてFIA GT3の世界統一戦として開催する」と発表。ただし、FIA GT3規定のマシンだけではなくSUPER GTのGT300クラス、スーパー耐久のST-Xクラスのマシンも参加できるレギュレーションとなるということです。

FIA GT3というとメルセデスAMG GT3などヨーロッパ勢に加え、日産GT-R NISMO GT3など国産勢も多数。

JAF-GTでは統一規定となるマザーシャーシマシン、そしてオリジナル設計となるSUBARU BRZ亜GT300やPRIUS GTなども含まれます。またスーパー耐久ST-XはFIA GT3を使用しています。

国内でも数多いFIA GT3やGT300マシンに加え、海外のFIA GT3も参加し、フルグリッド50台でのレースを予定しているとのこと。その賞金総額はなんと1億円!

この記事の著者

松永 和浩 近影

松永 和浩

1966年丙午生まれ。東京都出身。大学では教育学部なのに電機関連会社で電気工事の現場監督や電気自動車用充電インフラの開発などを担当する会社員から紆余曲折を経て、自動車メディアでライターやフォトグラファーとして活動することになって現在に至ります。
3年に2台のペースで中古車を買い替える中古車マニア。中古車をいかに安く手に入れ、手間をかけずに長く乗るかということばかり考えています。
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