世界最速ワゴンを謳う「メルセデスAMG E 63 4MATIC+ステーションワゴン」、「メルセデスAMG E 63 S 4MATIC+ステーションワゴン」が登場

2017年8月25日、メルセデスAMG E 63のラインナップ拡充がアナウンスされました。8月25日からオーダーを受け付け、9月上旬から順次デリバリーを開始するとしています。さらに、期間限定車の「メルセデス AMG E 63 S 4MATIC+ Edition1」(セダン)も発表。カタログモデルのセダンも含めて、こちらは別の記事でご紹介します。

「世界最速ワゴン」を謳う新グレードは、16,860,000円の「メルセデスAMG E 63 4MATIC+ステーションワゴン」、18,380,000円の「メルセデスAMG E 63 S 4MATIC+ステーションワゴン」の2タイプ。

今回発表された2モデルには、メルセデスAMGによる「メルセデス AMG GT」と基本設計を共通とするAMG 4.0LのV8直噴ツインターボエンジン「M177」を搭載。

ほかにも、ドリフトモードを備えた4WDシステムの「AMG 4MATIC+」、湿式多板クラッチを使ったAMGスピードシフト、SモデルにAMGリミテッド・スリップ・デフ、AMG専用スポーツサスペンションなどをAMGによる最新技術が多数盛り込まれています。

また、AMG GT同様に、燃費と快適性を優先する「C(Comfort)」、よりスポーティな 「S(Sport)」と「S+(Sport Plus)」 3 つのシフトモードのほか、レースや任意で設定できるインディビジュアルも用意。ほかにも、3ステージESP、AMGリミテッド・スリップ・デフ、AMGパラメーターステアリングや強化ブレーキなどが採用されています。

外観デザインは、A ピラーより前方が専用デザイン化され、メルセデス AMG のワゴンとして初めて、ボンネットをフェンダーとバンパーの内側にはめ込む、クーペ的なデザインが採用されています。

また、よりパワフルな外観を演出するべく、通常のモデルよりも 27mmワイドなフェンダーにより、フロントのトレッド拡大とホイール大型化に対応。

リヤは、トランクリッドに設けられたボディ同色のAMGトランクリッドスポイラーリップやリヤスカート、デュアルツインクロームエグゾーストエンドなどにより圧倒的な迫力がもたらされています。

内装もレーシーな仕上がりで、「AMG パフォーマンスステアリングホイール」 やシフトパドルによりスポーティな走りを引き出せます。

ラテラルサポートが強化されたフロントシートは、高速走行時も身体をしっかりと保持。また、独特のシートカバーレイアウトに「ブラックナッパレザー」、「ナッツブラウンナッパレザー」、「マキアートナッパレザー」の3種類を設定。ドアセンターパネルはシートに合わせたデザインが採用されています。

肝心の荷室にも工夫が凝らされています。リヤサスペンションの取付位置をワゴン専用にすることでフラットなスペースを確保。後席には定番の「40:20:40」の分割可倒方式が採用されています。

後席は、荷室左右または後席左右のスイッチで簡単に倒すことが可能で、すべて倒すことで最大 1,820L(VDA 方式)という広大な空間を確保できます。

さらに、テールゲートは、運転席やエレクトロニックキーのスイッチで自動的に開閉できるほか、テールゲート部のスイッチでも自動的に閉めることが可能です。また、スイッチ操作でテールゲートを自由な角度で止めることができるほか、リヤバンパーの下側に足を近づけることでセンサーが感知して、手を使わずにテールゲートを開閉することができるフットトランクオープナーも用意。

ほかにも、メルセデス・ベンツ自慢の最新技術が満載された安全装備ももちろんフル装備状態で、自動車線変更の「アクティブレーンチェンジングアシスト」も用意されています。

(塚田勝弘)

この記事の著者

塚田勝弘 近影

塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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