3代目ポルシェ・カイエンの世界初公開は8月29日! 一足先に耐久テストの映像が公開

スポーツSUVを代表する存在であり、累計76万台を超えたというプレミアムSUVの大ヒットモデル「ポルシェ・カイエン」が間もなくフルモデルチェンジ、第三世代へと進化します。

2017年8月29日に予定されている世界初公開を前に、ドバイの砂漠、極寒のカナダ、スペインのカントリーロードなどで実施された耐久テストの映像が公開されました。

2014年に開発がスタートしたという新型カイエン。シミュレーションや実験室での耐久試験ももちろん行なっていますが、ポルシェが重視するのはリアルワールドでのテストだそうです。その走行距離は24万km以上! それも世界中の過酷なシチュエーションにて実施されています。

ドイツでは、ホッケンハイムリンクとニュルブルクリンク北コースでのサーキットテスト、イタリア・ナルドにある全長12.6 kmの高速試験路による連続走行など限界域での性能を確認するだけではありません。

センサーや電子機器の品質と耐久性も重要です。50°Cに達するドバイ(UAE)の砂丘、デスヴァレー(米国)の砂地の斜面で高温下でのテストを実施。アラスカやカナダではマイナス45°Cに達する極寒の世界で耐久試験を行なってきました。

さらに中国の都市における蒸し暑い条件下での渋滞や、欧州各地のサーキット、南アフリカ、日本、ニュージーランドなど世界中で様々なオン/オフロードテストを実施。そして、ついに第三世代カイエンが完成したというわけです。

この記事の著者

山本晋也 近影

山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
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