設計変更の大容量駆動用バッテリーが変えた、新型プリウスのスタイルと性能とは!?

2代目となる新型プリウスPHV開発責任者・豊島CE(チーフエンジニア)は現行プリウスの開発陣も率い、両車を世に送り出しました。着任は初代プリウスPHVの発売直前で、営業活動にも積極的に参加したこと。その中で「初代プリウスPHVはEV走行距離が短く、プリウスとデザインが同じで、違いが分かりにくい」という弱点を実感したそうです。

ただ新型でも当初の企画は、小さい駆動用バッテリーでデュアルモーターもない従来路線の踏襲に近かったようで、開発途中で大掛かりな設計変更を敢行。近場では一切エンジンを使わずに済むように、EV走行距離で60km以上という目標を設定して、大容量駆動用バッテリーの搭載へ向けて大きく開発の舵を切ったのです。