新型トヨタ・カムリに搭載された24GHz帯の準ミリ波レーダーとは?

2017年7月に発売された新型カムリが好調なスタートを切っています。7月10日の発売から1カ月で約11,500台に達し、月販目標台数は2,400台ですから約4.8倍になります。

新型カムリの見どころとして、TNGAの全面採用以外にも最先端技術の搭載があります。デンソーが開発した24GHz帯の準ミリ波レーダーもそのひとつ。

準ミリ波レーダーは車両のリヤバンパー内に搭載され、走行中にドライバーの死角となりやすい後側方走行車両や後退時に左右後方から接近してくる車両を検知します。

車線変更時に隣接車線を走行する車両の存在を通知するシステムをはじめ、駐車場からの後退時に右または左後方から接近してくる車両の存在をドライバーに注意喚起、および衝突の危険性がある場合は自動ブレーキ制御を行うシステムの実現に貢献しています。

こうした機能を実現するため、車両の進行方向によって、検知を行う方向や範囲の切り替えが必要になりますが、デンソーが開発した準ミリ波レーダーは、車両前進と後退の運転操作に連動して、移相器とよばれる装置を切り替えることで、検知の方向や範囲を切り替えることを可能にしています。また、電波を送受信する回路と移相器回路をそれぞれICに集積することで、センサーの薄型化を実現。

2003年に、車載レーダーとして世界で初めてデジタルビームフォーミングと呼ばれる電子スキャン方式を採用したミリ波レーダーを開発し、商品化したデンソー。「Toyota Safety Sense C」のセンサーでは、独コンチネンタルに採用先を奪われたカタチになりますが、デンソーの巻き返しが始まっているようです。

(塚田勝弘)

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この記事の著者

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塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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