ルノー・ルーテシアのスペシャルバージョンがラインアップ強化【ルノー・ルーテシア・ルノースポール・シャシーカップ】

ルーテシアはルノーのなかで土台を固めるBセグメントの量販モデル。日産で言えばマーチやノートといったあたりのクラスとなります。しかし、ヨーロッパモデルなので、全幅は1750mmとたっぷりとしたサイズとなっています。

ルノーには「ルノー・スポール」というモータースポーツを担当する子会社があります。日産で言えばニスモのような存在です。「ルノー・スポール」からは各所にチューニングを施したその名も「ルノー・スポール」というモデルが発売されています。

ルーテシアにも設定されている「ルノー・スポール」モデル、「ルーテシア・ルノー・スポール」がマイナーチェンジを受けました。

「ルーテシア・ルノー・スポール」には、チューニングが深い順に、トロフィー、シャシーカップ、シャシースポールの3種がラインアップされています。

もっともチューニング具合が浅いシャシースポールは、ダンパーはノーマルのまま、スプリングをグレードアップ、フロントブレーキローター径をφ320、リヤローター径をφ260に拡大、フロントのアンチロールバー(スタビライザー)を3.7mm厚のφ22.5中空タイプとしています。ステアリングレートは14.5対1となります。搭載されるエンジンは1.6リットル4気筒エンジンで、200馬力、240Nmのスペックを持ちます。

中間となるシャシーカップは、アンチロールバー、ブレーキローター径、ステアリングレート、搭載エンジンはそのままにダンパーの減衰力をフロントで27%アップ、リヤで20%アップし、それに合わせてスプリングレートもアップされています。車高は3mm下げられています。

この記事の著者

諸星陽一 近影

諸星陽一

1963年東京生まれ。23歳で自動車雑誌の編集部員となるが、その後すぐにフリーランスに転身。29歳より7年間、自費で富士フレッシュマンレース(サバンナRX-7・FC3Sクラス)に参戦。
乗って、感じて、撮って、書くことを基本に自分の意見や理想も大事にするが、読者の立場も十分に考慮した評価を行うことをモットーとする。理想の車生活は、2柱リフトのあるガレージに、ロータス時代のスーパー7かサバンナRX-7(FC3S)とPHV、シティコミューター的EVの3台を持つことだが…。
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