ZFの最新ADAS(先進運転支援システム)搭載車「Vision Zero Vehicle」に試乗「どれもがすぐに実現してほしい」

ZFではVision Zeroというビジョンを掲げ、交通事故死者数ゼロと排出ガスゼロを目指しています。

そんな目標の現段階での最良なサンプルであるVision Zero Vehicleに試乗することができました。

ベースには明らかにフォルクスワーゲン・トゥーランを使用していますが、外観は派手なデザインでVision Zero Vehicleをアピールします。

パワートレインは排出ガスを出さない電気駆動。電気を使用することで、さまざまな電子制御によるコントロールもダイレクトに素早く、細かく行えるメリットもあります。

まず最初に、ビルトインチャイルドシートの高さに合わせ、シートベルトキャッチが伸びて装着を促します。安全装置は使って効果を発揮するもの。その第一歩を象徴するようなプレゼンです。

 

走り出すと通常のEV同様に力強いトルクで気持ちよく加速します。

ここで、高速出口を模した道路へとあえて誤進入を試みます。

 

警告が出るとともに、次第に速度は落ち、ついには停止します。

カメラによる高速出口の標識を読み取るのとGPS及びマップにより、ここが高速出口であると判断しているのです。

一旦リセットして、走り出します。次に、段差のできてしまった部分を乗り越えます。ドライバーがその段差に気付かずに走行しようとすると速度を下げ、危険のないように快適に走行してくれます。

この記事の著者

編集長 小林和久 近影

編集長 小林和久

子供の頃から自動車に興味を持ち、それを作る側になりたくて工学部に進み、某自動車部品メーカへの就職を決めかけていたのに広い視野で車が見られなくなりそうだと思い辞退。他業界へ就職するも、働き出すと出身学部や理系や文系など関係ないと思い、出版社である三栄書房へ。
その後、硬め柔らかめ色々な自動車雑誌を(たらい回しに?)経たおかげで、広く(浅く?)車の知識が身に付くことに。2010年12月のクリッカー「創刊」より編集長を務める。大きい、小さい、速い、遅いなど極端な車がホントは好き。
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