安全装備も充実!120万円台で買える新車・軽自動車編【2017年版】

維持費が安いことで人気を集めている軽自動車。燃費性能はますます向上し、さらにファッション性にもこだわったモデルも登場するなど、ここ数年で実用一辺倒というイメージを払拭してきました。

そんな軽自動車を取り巻く環境で注目されているのが安全性能であり、いわゆる「自動ブレーキ」と呼ばれる安全装備が大半のモデルには搭載されています。ところが「自動ブレーキ」と言っても、メーカーや車種によってシステムが異なることをご存知でしょうか?

そこで今回は、120万円台かつ本当に役立つ安全装備を備えたモデルをご紹介いたします。

■スズキ・ワゴンR

17年2月にフルモデルチェンジした「ワゴンR」。「HEARTECT(ハーテクト)」と称する新開発プラットフォームの採用により、エンジンルームを小さくし、結果として乗員がくつろげる空間の拡大に成功。さらに、モーターのみでの発進を可能とするマイルドハイブリッドと合わせて実現した33.4km/Lの低燃費も魅力です。

初代モデルの登場から好評だった要素をさらに磨き上げたことに加えて、新型で大きく進化したのが安全装備です。フロントウィンドウに赤外線レーザーレーダーと単眼カメラを併用する「デュアルセンサーブレーキサポート」をスズキ軽自動車として初採用。

クルマはもちろん、歩行者や車線も検知し、ドライバーに危険を事前に知らせます。ただし、この機能はオプション扱いであり、装着した際の最安価格は「HYBRID FX」の127万3320円です。

■ダイハツ・ムーヴ

登場は14年12月と、やや古さが目立ってきましたが、DモノコックボディやDサスペンションといったダイハツの粋を集めた技術を惜しみなく採用した「ムーヴ」。大人4人が十分乗れる居住空間や、後席の約240mmスライド機能により実現した広い荷室、そしてドライバーの意図に沿った走りを実現するなど、隙のない実力を誇るモデルです。

デビュー当時にも赤外線レーザーを用いた安全システムを搭載していましたが、15年4月に単眼カメラの追加で歩行者の検知も可能とするスマートアシストⅡへ進化。全グレードに装着でき、最安の「L”SAⅡ”」の車両本体価格は120万9600円です。

■ダイハツ・ムーヴキャンバス

16年9月に発売された「ムーブキャンバス」は、愛嬌溢れるルックスや子育て世代にも嬉しい両側スライドドア、そして利便性をさらに高める「置きラクレイアウト」など、まさにイマドキ軽自動車の集大成とも言える一台。

搭載する安全システムは「ムーブ」と同じ「スマートアシストⅡ」。最安となるグレード「L”SAⅡ”」の車両本体価格は125万2800円。ただし、後席座面下のスライド式収納である「置きラクボックス」が備わらない点にはご注意を。

(今 総一郎)