スカGの伝統は、2代目の「羊の皮を被った狼」から始まった!【スカイライン生誕60周年】

初代プリンススカイラインのモデルチェンジでは、上級車グロリアとの差別化や、普及し始めたファミリー層への訴求強化を目指し、高級志向からの方向転換をはかりました。開発目標は「信頼性が高く、手のかからない車」。エンジンは、直4OHVの1.5L を改良して搭載。ファミリー層向けにサイズを縮小するとともにフルモノコックボディを採用して軽量化をはかり、大幅なダウンサイジングを実現しました。

またエンジンンオイル&エレメントやエアクリーナー、ミッション&デフオイル等の交換サイクルを、現在と変わらない水準まで延長して、大幅なメンテナンスフリー化を達成。

スタイルも大幅に変わり、ボンネットやトランクを平らに仕上げた「フラットデッキスタイル」を採用。初代に残るクラシックカー的なイメージから、現代的なシルエットに転換したのです。