EV度を増した、三菱・アウトランダーPHEVの「深化と課題」とは?【公道試乗】

アウトランダーPHEVが2017年2月に一部改良を受けました。60.2km〜60.8kmという充電電力使用時走行距離は2015年6月のマイナーチェンジ時と変わっていません。ハイブリッド燃費は、2016年6月のマイナーチェンジ時の20.2km/Lから2017年2月の一部改良時以降は、19.2km/Lと1.0km/L下がっています。

しかし、一部改良を受けた最新のアウトランダーPHEVは、「EV度を増した」のが最大の魅力で、実際に乗ってみてもモーター走行の頻度が高まったことが実感できます。

満充電の状態で街中からスタートし、首都高速に乗っても普通に走る分にはまずエンジンは始動しません。多少の登り坂でもモーターだけでスイスイと走行できますし、エンジンを始動させるには、「あえて」かなりアクセルを踏み込む必要があるほど。

これなら日常使いは「ほぼEV(完全にとはもちろん言えませんが)」として利用できるはずで、出だしからスムーズな加速はもちろん、再加速時も力強く、静かなキャビンもあって「高級SUVの新しいカタチ」と標榜していいのでは? と思えます。

この記事の著者

塚田勝弘 近影

塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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