バリアフリー時代に応える新型パーソナルモビリティ「WHILL Model C」が登場

高齢者が増加するバリヤフリー時代に応える新型モデル パーソナルモビリティ「WHILL Model C(ウィル モデル シー)」が登場しました。

 

このウィル モデル Cは、米国・日本・台湾で活動するWHILL(ウィル)が、現行のモデル Aを改良・開発した最新型で、同社では2017年4月13日(木)より予約販売を開始し、6月より出荷する予定です。

新型パーソナルモビリティ「ウィル モデル C」の第1の特徴は、車載性や収納性を高めた分解機能と軽量ボディです。

分解機能については、工具を使わずに簡単操作で本体を3つに分解することができ、しかも本体重量はモデル Aと比べて約55%も大幅に軽量化されているので、外出・旅行時には楽に車に積み込むことができ、保管時には玄関の狭い場所でも分解して収納することが可能になります。

第2の特徴は、取り回しのよいデザインと、さらに向上した小回り・走行性能です。

横幅を55cmに抑えたスリムなボディに、前輪に全方向に回転できる全方位タイヤのオムニホイールを装備したウィル モデル Cは、一般的なハンドル型電動車いすの回転半径が約110~150cm(ウィル社調べ)であるのと比べて、最小回転半径が大幅に小さい約76cmという高い小回り性能を持っており、エレベーター内や狭い通路でも楽に方向転換できる、ということです。

ウィル社が開発した全方位回転可能なオムニホイールは、日本電産と共同開発した高出力のインホイールモーターを採用しており、操舵せずに全方位に進むことができるだけでなく、最大5cmの段差を乗り越えることもでき、低速から高速までなめらかな運転感覚を実現しています。

ほかにも、横方向に傾斜した路面を走行する際に、車体が下方へ流れる片流れ防止機能や、急な坂道を警告する音声案内機能など、高齢者に優しい配慮がされています。

(山内 博・画像:ウィル社)