EVモードが拡大され、ビルシュタイン脚になった新型アウトランダーPHEVを公道試乗

インテリアではSエディション専用シート地などを採用することで特別感を出しています。また、SエディションにはApple CarPlayやAndroid Autoに対応したスマートフォン連携ディスプレイオーディオを標準装備、グーグルマップなどによる最新のナビゲーションが利用できます。

先進安全技術では三菱がFCMと呼ぶ衝突被害軽減ブレーキのセンサーを従来のミリ波レーダーから赤外線レーザー+単眼カメラに変更することで、歩行者も検知できるようになりました。一方、ミリ波レーダーは追従クルーズコントロールに利用。いずれも標準装備となっています。

またメーカーオプションとして、リヤクロストラフィックアラート、誤発進抑制機能、後側方車両検知警戒システムが用意され、プリクラッシュセーフティの面でも十分なレベルに達しているのも、新型アウトランダーPHEVの特徴です。

●三菱アウトランダーPHEV Sエディション
車両型式:DLA-GG2W
全長:4695mm
全幅:1800mm
全高:1710mm
ホイールベース:2670mm
車両重量:1900kg
乗車定員:5名
エンジン形式:直列4気筒DOHC
総排気量:1998cc
最高出力:87kW(118PS)/4500rpm
最大トルク:186Nm(19.0kg-m)/4500rpm
駆動モーター定格出力:前25kW/後25kW
駆動モーター最高出力:前60kW/後60kW
駆動モーター最大トルク:前137Nm/後195Nm
駆動バッテリー:リチウムイオン電池
総電圧:300V
総電力量:12kWh
燃料消費率:19.2km/L (JC08モード)
タイヤサイズ:225/55R18
メーカー希望小売価格(税込):4,789,260円
クリーンエネルギー自動車導入促進対策費補助金:132,000円

(写真・文 山本晋也)

この記事の著者

山本晋也 近影

山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
続きを見る
閉じる