浜松とトリノで練り上げた、新型スイフトの新たなデザインテイストとは?

■デザインのどこを継承して、どこを変えるのか!?

歴代スイフトのスタイルといえば、黒いAピラーと台形のCピラー、量感あるストレートなショルダーライン、そしてタイヤに沿って弧を描くヘッドライトといった、個性的なアイコンが思い浮かびます。スズキは、スイフトで同じデザインテーマを2世代続けたことで、「スイフトらしさ」を確立することに成功しました。

だからこそ悩ましいのが今回の3代目で、新型スイフトのデザインでは従来のスイフトらしさを訴求するだけでなく、いかにして次世代の新しさを融合させるかが最大の命題となりました。

デザインの先行開発では、スケッチ段階から「どこを継承してどこを変えるのか」について模索が始まりました。選考でのスケッチ案は、50作品を超える大がかりな取り組みだったそうです。