未来を先取り!今乗れる次世代自動車5モデル【2017年版】

■BMW i3

2013年11月に導入されたBMW i3は、ピュアEVだけでなく搭載したガソリンエンジンで発電し走行距離を延長するレンジエクステンダー装備車も設定しています。

BMW i3のボディには軽量化を図るため、CFRPと呼ばれる炭素繊維強化樹脂を採用しています。そして、モーターやバッテリーを搭載するドライブ・モジュールにはアルミ合金を採用するなど革新的な技術が導入されています。

BMW i3は1回の満充電時の走行距離は390km(JC08モード)です。発電用のガソリンエンジンを備えたレンジエクステンダーは航続距離最大511kmに達します。モーター駆動らしい優れた加速性能は0-100km/h加速がわずか7.3秒。そしてアクセルペダルだけで加減速できるワンペダル操作も可能です。i3の車両本体価格は499万円~607万円です。

■トヨタミライ

トヨタミライは水素を燃料として走行する世界初の量産型燃料電池車(FCV)として2014年11月に販売開始されました。1回あたりの水素充填時間は3分程と短いものの、一充填走行距離は約650km(JC08モード、70Mpa仕様での充填時)を実現しています。

ミライは水素で作った電気でモーターを駆動させるため、排出するのは水だけなので究極のエコカーと呼ばれています。

水素ステーションがまだ少ないことや70Mpa仕様で充填できないなど課題があるもの事実ですが、次世代車の中でも最も先進的なのがFCVのミライでしょう。ミライの車両本体価格は723万6000円ですが、様々な新しい技術が投入されており、生産台数が限られているので現在注文しても納車は2019年以降の予定です。

(萩原文博)

この記事の著者

萩原 文博 近影

萩原 文博

車好きの家庭教師の影響で、中学生の時に車好きが開花。その後高校生になるとOPTIONと中古車情報誌を買い、免許証もないのに悪友と一緒にチューニングを妄想する日々を過ごしました。高校3年の受験直前に東京オートサロンを初体験。
そして大学在学中に読みふけった中古車情報誌の編集部にアルバイトとして働き業界デビュー。その後、10年会社員を務めて、2006年からフリーランスとなりました。元々編集者なので、車の魅力だけでなく、車に関する情報を伝えられるように日々活動しています!
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