新型MINIクロスオーバーは、クリーンディーゼルと4WDハイブリッドをラインナップ

「素のMINI」に5ドアが設定されている今では当時ほどではないかもしれませんが、MINI初の5ドアモデルとして登場したMINIクロスオーバーは、日本のMINIシリーズの中で半数近くを占めていた時期もあるそうです。

初のフルモデルチェンジを受けたMINIクロスオーバーは2月23日に発表され、「ミニの日」である3月2日から発売が開始されます。エンジンは当面クリーンディーゼルのみで、今秋から新世代ハイブリッドモデルが追加される予定です。

「MINI Cooper D Crossover」と「MINI Cooper D Crossover ALL4」には、150ps/330Nmの2.0L 直列4気筒ディーゼルターボを搭載。8ATとの組み合わせになり、21.3km/Lを達成。最上級の「MINI Cooper SD Crossover ALL4」は、同じ2.0Lの直列4気筒ディーゼルターボながら190ps/400Nmを誇り、こちらも8速ATとの組み合わせにより、20.8km/Lという燃費。

先代モデル(MINI Cooper D Crossover ALL4の場合)と比べると、燃費は約37%向上しています。

ボディサイズは全長4315×全幅1820×全高1595mm。先代よりも全長が195mm長くなり、全幅は30mmワイドに、全高も45mm高くなり、SUVとしての存在感が増しています。これによりMINIクラブマンとともにCセグメントに位置させることで、MINI内での食い合いを避け、ライバルに対抗する状況が整ったといえそう。

この記事の著者

塚田勝弘 近影

塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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