初の国産ハイブリッド連節バスを、いすゞと日野が共同開発

いすゞ自動車と日野自動車は、国産初のハイブリッド連節バスを共同で開発することで合意したと発表しました。両社はハイブリッド連節バスを2019年に市場投入することを目指しています。

今回、両社が共同で開発する連節バスは、日本の法規に合わせた車両サイズとし、環境負荷にも配慮してハイブリッドシステムを採用するということです。

このハイブリッド連節バスの生産は、ジェイ・バス(本社:石川県小松市)が担当します。ジェイ・バス社は両社が出資して2004年に設立され、いすゞと日野のバスを生産・供給しています。

連節バス(連接バス)は2台の車体を連結した構造で、一般のバスと比べて効率的な大量輸送を可能とします。連節バスでは各車体間が幌で繋がれている完全固定編成になっているのが特徴で、乗客が前後の車体間を自由に行き来することができます。

バス・ラピッド・トランジット(BRT)では、大量輸送のために連節バスが採用されることが多いといわれています。日本では、滋賀県の近江鉄道バス・湖国バスが連節バスを運行しています。

なお、2016年10月には、ダイムラーグループの三菱ふそうトラック・バス(MFTBC)とドイツのエボバスが、新型連節バスであるメルセデス・ベンツ「シターロ G」の右ハンドル仕様の日本発売を発表しています。

(山内 博・画像:いすゞ自動車)