ガソリン仕様で7人乗りSUV。三菱・アウトランダーが一部改良

アウトランダーPHEVのマイナーチェンジに続き、ガソリン仕様のアウトランダーも2月16日に一部改良を受けました。なお、発売開始は3月2日からとなります。

今回の一部改良では、2.0Lエンジンを搭載するFF車に、ナビが標準装備の新グレード「20G NaviPackage」が設定されています。

安全面もPHEVと同様に強化されており、「衝突被害軽減ブレーキ(FCM)」のセンサーをミリ波レーダーからカメラとレーザーレーダーを併用したシステムにすることで、歩行者検知機能を追加し、さらに衝突回避性能も向上。ミリ波レーダーは、レーダークルーズコントロール(ACC)用に使用されます。また、「車線逸脱警報システム(LDW)」の警報精度を向上させ、警報タイミングを最適化。

新しい装備では「後側方車両検知警報システム(レーンチェンジアシスト機能付BSW)」や「後退時車両検知警報システム(RCTA)」、「誤発進抑制機能(前進、後退時)」、「パーキングセンサー(前後)」がセットオプションとして用意されています。

ほかにも、先行車・対向車の有無などによりハイビームからロービームへの切り替え、ハイビームへの復帰を自動的に行うヘッドライトシステム「オートマチックハイビーム」を採用。さらに、「マルチアラウンドモニター(バードアイビュー機能付)」が「24G Navi Package」と「20G Navi Package」に標準装備されています。

機能面での注目はオーディオ関連の強化で、ディスプレイオーディオにスマホとの連携機能を追加した「スマートフォン連携ディスプレイオーディオをメーカーオプションで用意。

また、電動パーキングブレーキが4WD全車に採用され、ワンタッチ操作で確実に作動できるようなっています。同時に「ブレーキオートホールド」も追加され、信号待ちや渋滞時にブレーキペダルから足を離しても停車状態を維持。ほかにも、「ステアリングヒーター」が「20G」と「24G」をのぞいて標準装備されています。

アウトランダーの価格帯は、2WDが2,538,000円〜2,990,520円、4WDが2,831,76円〜3,284,280円。アウトランダーというとPHEVが看板モデルではありますが、軽快感のあるガソリン車も魅力的ですし、サードシートを備える7人乗り仕様である点もイザという時に重宝しそうです。

※写真には一部PHEVが含まれています。

(塚田勝弘)

この記事の著者

塚田勝弘 近影

塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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